【うらわ美術館】芳年―激動の時代を生きた鬼才浮世絵師

《月百姿 朝野川晴雪月 孝女ちか子》明治18(1885)年(C)西井コレクション
うらわ美術館 芳年 激動の時代を生きた鬼才浮世絵師

《義経記五條橋之図》明治14(1881)年(C)西井コレクション

 

うらわ美術館

芳年―激動の時代を生きた鬼才浮世絵師

2021年1月24日(日)まで開催中

 

幕末から明治という浮世絵終焉の時代において活躍した「最後の浮世絵師」の一人である、月岡芳年(天保10〜明治25/1839〜1892年)。
江戸、新橋に生まれた芳年は12歳で歌川国芳に入門しました。

彰義隊の壮絶な戦いを描いた《魁題百撰相》や、西南戦争を主題にした戦争絵、女性たちの細やかな感情を表現した美人画《見立多以尽》、洋画風の明暗表現をとりいれた歴史画《大日本名将鑑》など様々な作品を世に出し人気を博します。そして晩年までの6年間をかけて挑んだ大作、《月百姿》においては静謐な画風で、従来の錦絵とは異なる夢幻の世界を表現しました。

 

うらわ美術館 芳年 激動の時代を生きた鬼才浮世絵師

《那智山之大滝にて荒行図》安政6〜万延元(1859〜60)年(C)西井コレクション

 

その画業を評し、彫刻家イサム・ノグチの父であり、文学者であった野口米次郎は『六大浮世絵師』(岩波書店、大正8年/1919年)で、浮世絵の終焉を論じながら、芳年を美しい夕焼けに例えました。

本展は芳年のコレクションとしては質、量ともに世界屈指とも言われる西井正氣氏のコレクションより、選りすぐりの263展の作品によって、処女作から晩年期の作品まで芳年の画業を総覧的に紹介するものです。また、貴重な画稿や素描、版画も展示します。
「血みどろ絵」のイメージにとどまらない、芳年の作品世界をお楽しみ下さい。

 

うらわ美術館 芳年 激動の時代を生きた鬼才浮世絵師

《大日本名将鑑 素戔烏尊 稲田姫》明治13(1880)年(C)西井コレクション

 

芳年―激動の時代を生きた鬼才浮世絵師

2021年1月24日(日)まで開催中

  • 休館日:月曜日(1月11日は開館)、1月12日(火)、年末年始(12月27日~1月4日)
  • 開館時間:午前10時から 午後5時(金曜日・土曜日は午後8時)まで ギャラリーへの入場は閉館の30分前まで
  • 観覧料:一般 620円
  • 問い合わせ: 電話 048-827-3215
  • ホームページ:https://www.city.saitama.jp/urawa-art-museum/ https://uam.urawa.saitama.jp/

 


 

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