一般社団法人アジア留学生看護師・介護福祉士育成会の代表理事の阿部氏と奥様を囲む留学生


日本で看護師・介護福祉士を目指すアジアの学生と協力者が交流
夢や苦労を語る留学生のスピーチにホロリ、日本に来て学校のサークルで学んだダンスを披露する留学生のパフォーマンに拍手喝采――。
去る12月10日、日本で看護師・介護福祉士を目指すアジアの学生と協力者の交流会が、清水園で開催されました。
交流会を主催した「一般社団法人アジア留学生看護師・介護福祉士育成会」は、アジアの看護・介護学校で学び、日本で働きたいと希望を持っている学生を受け入れ、資格取得に向け、奨学金制度で支援を行うため、11月にさいたま市で設立された団体です。
少子高齢化が進む日本では、病院や介護施設で働く看護師・介護福祉士不足が深刻化しています。「自分たちの老後は大丈夫?」と不安に感じている方もいることでしょう。
その介護の現場を担う人材として期待されているのが、アジアからの留学生です。日本の医療技術を学んだ留学生が、将来帰国して病院で働けば、母国の医療技術とサービスの質向上にもつながり、国際貢献になります
育成会を設立した代表理事の阿部忠氏は、会社を経営していた関係で、モンゴルや中国などの企業・大学と交流し研修も行っています。その中で出会った、志が高く優秀な、看護・介護学校の学生を留学生として迎え、奥様と共に支援してきました。
留学生は来日する時は最小限の荷物しか持ってこないため、生活用品などを提供し、また、様々な相談にのりメンタル面でもサポート。日本の文化を知ってもらおうと一緒に初詣やお花見にも出かけてきました。「留学生を支援してくれる仲間を募り、活動の輪を広げるため法人を設立した」と阿部さん。
交流会であいさつした阿部氏は、「留学生が日本で看護師・介護福祉士を目指すのは、簡単なことではないけれど、感動体験をすることで道は拓ける。こうした交流会が大事だと思っている。国家資格取得まで、頑張ってほしい」と留学生にエールを送りました。
また、夢をかなえ、日本で看護師として働き始めた、中国人の羊さんがスピーチし、理解して行動しなければいけない日本流の命令型指示や、簡潔明瞭さが求められる看護記録などに苦労しながらも、多くの人に支えられて、奮闘する日々を紹介。「日本の看護師という職業に憧れた。初心を忘れるべからず」「日本の文化を理解し、思いやりがあり、人の役に立てるのはどんな看護師? 今はまだ答えられない。働きながら答えを探したい」と語りました。
交流会には、中国、スリランカ、ベトナムから来日し、日本語学校や介護の専門学校で学ぶ留学生のほか、学校を卒業し看護師・介護福祉士として働く人達、計17名が参加。日本語学校や専門学校の校長、アパート経営者としてなど、様々な形で協力する人達と交流しました。
留学生に楽しんでもらうことも交流会の目的でした。ビュッフェスタイルの美味しい食事が用意され、マジシャンによるITを使ったショーもありました。留学生の思いに触れ、改めて、サポートいきたいと感じた協力者も多かったことでしょう。

マジシャンによるITを使ったショー

一般社団法人 アジア留学生看護師・介護福祉士育成会では、以下の会員を募集中です。
<正会員>
○法人会員
入会金 50,000 円
年会費 24,000 円
○個人会員
入会金 10,000 円
年会費 6,000 円
<賛助会員>
○正会員
入会金 10,000 円
年会費 6,000円
○個人会員
入会金 3,000 円
年会費 2,000 円
【問い合わせ先】
一般社団法人 アジア留学生看護師・介護福祉士育成会
代表理事 阿部忠
電話:048-649-2288
☆タウン誌『Acoreおおみや』配布場所MAPはこちら ↓
http://map.acore-omiya.com/ (アコレメンバーズ・マップ)
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