「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」SOMPO美術館

川瀬巴水 旅と郷愁の風景

SOMPO美術館

巴水の神髄、風景木版画約280点を展示

大正から昭和にかけて活躍した版画家・川瀬巴水の回顧展です。巴水は、微風に誘われ、太陽や雲、雨を友として旅に暮らし、庶民の生活が息づく四季折々の風景を生涯描き続けました。

それは近代化の波が押し寄せ、街や風景がめまぐるしく変貌していく時代にあって、日本の原風景を求める旅でもありました。

(作品上 川瀬巴水 《芝増上寺》 東京二十景 1925(大正14)年 木版、紙 渡邊木版美術画舗)

川瀬巴水 《こま形河岸》 東京十二題 1919(大正8)年 初夏  木版、紙 渡邊木版美術画舗

その版画制作を支えたのが、浮世絵版画にかわる新しい時代の版画《新版画》を推進した版元の渡邊庄三郎でした。

二人は、海外にも通用する木版「美」の構築をめざし、今や巴水の風景版画は、郷愁や安らぎをもたらす木版画として多くの人々に愛されています。

川瀬巴水 《池上市之倉(夕陽)》 東京二十景 1928(昭和3)年 木版、紙 渡邊木版美術画舗

本展覧会は、初期から晩年までの木版画作品より、まとめて見る機会の少ないシリーズ(連作)を中心に構成し、巴水の世界へ誘います。

詩情豊かな版画群は、都会のしばしのオアシスとなることでしょう。

 

版画家・巴水、ふるさと東京と旅みやげ 動画

https://youtu.be/fqjNSopTF9M

 

川瀬巴水 《駿河興津町》 東海道風景選集 1934(昭和9)年3月 木版、紙 渡邊木版美術画舗 〔前期のみ出品〕

 

「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」SOMPO美術館
  • 会期:2021年10月2日(土) ~12月26日(日) ※会期中に一部展示替えあり【前期】10月2日(土)~11月14日(日)【後期】11月17日(水)~12月26日(日)
  • 休館日:月曜日、11月16日(火) ※展示替えのため
  • 開館時間:10:00 – 18:00(入館は閉館30分前まで)
  • 観覧料:日時指定入場制 オンラインチケット 一般 1,300円 ほか
  • 問い合わせ:Tel : 050-5541-8600(ハローダイヤル)
  • ホームぺージ:https://www.sompo-museum.org/

 

※本展は日時指定入場制です。事前に日時指定のオンラインチケットを購入ください。入場無料の方もオンラインチケット(無料)を取得のうえ、来館ください。

時間枠の定員に空きがある場合に限り、美術館受付で当日窓口チケットを販売します。

※画像写真の無断転載を禁じます

 


 

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