【レポート】「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」国立新美術館
20世紀のファッション界を席巻し「モードの帝王」とよばれたイヴ・サンローラン。本展はイヴ・サンローラン美術館パリの全面協力を得て、没後日本で初めて開催される大回顧展です。
わずか21歳で衝撃的なデビューを果たしてから、自身のブランドとして初のコレクションを成功させ、美術作品や舞台芸術、そして日本にも影響を受けながら独自のスタイルを確立するまでの40年にわたる歴史を、ルック110体のほか、アクセサリー、ドローイング、写真を含む262点によって、余すところなく紹介します。
現代にまで続く女性の普遍的なスタイル
2002年の引退まで約半世紀にわたって世界のファッションシーンをリードし、サファリ・ルックやパンツスーツ、ピーコート、トレンチコートといったアイテムを定着させるなど、女性たちのワードローブに変革をもたらしました。
日本初公開のドレスなど262点を一挙公開
芸術作品から着想を得たスタイルの確立
芸術作品とオートクチュールにつながりを作ることによって、ファッションは絵画や彫刻、建築といった芸術分野と同様に価値あるものだとし、作品から受けたインスピレーションを身体が土台となるファッションへと結実させていきました。
イヴ・サンローランは日本の文化や伝統工芸品に魅せられ、その後の創造にもたくさんの示唆を与えました。一方、彼が発信するスタイルは、日本のファッションやデザインの世界にも様々な影響を及ぼすものでもありました。
イヴ・サンローラン展オリジナルグッズ
20世紀後半における偉大な才能であるイヴ・サンローラン。豪華絢爛な美の世界を間近で堪能できる貴重な展覧会です。
イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル
- 会期:2023年9月20日(水)〜12月11日(月)
- 会場:国立新美術館 企画展示室1E
- 休館:毎週火曜日
- 開館時間:10:00~18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
- 観覧料:(税込)一般 2,300円 など
- ホームぺージ:https://ysl2023.jp/
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