さいたま観光大使・吉武大地さんが初演出。田中角栄元首相が音楽劇に

東京の音楽事務所「カンパニーイースト」が主宰する劇団★ポラリスが、今から50年前に総理大臣だった田中角栄の演説や人生を題材とした音楽劇「ザ・スピーチ」を9月18日〜20日の3日間、下北沢の劇場ザ・スズナリで開催する。

浪曲師・玉川太福が客演として登場し、語りは俳優木村多江が担当。田中元首相が浪曲（浪花節）の名人だったという事実を背景に、生い立ちや人心掌握術など、そのスピーチの極意に迫る。劇中では、玉川一門がお家芸とする浪曲「天保水滸伝（すいこでん」をうなる場面もあるが、田中元首相もこの浪曲を好んだとされる。

劇団メンバーでもある、バリトン歌手のさいたま観光大使吉武大地さんが今回は初演出も手掛ける。「人をひきつける芸術的なスピーチの持ち主として、今も語りづかれる昭和のレジェンド田中角栄元首相と音楽が結び付いたエネルギーある音楽劇を生で見ていただきたい」と話している。吉武さんは劇団四季を創設した浅利慶太氏のもとで演劇を学んだ。

入場無料だが、要予約。終演後、観客が投げ銭方式で各自が思うチケット料金を投げ入れる。申し込みは劇団★ポラリスのPeatixページへ
https://gekidan-polaris.peatix.com/