2014年7月12日に上尾市にある聖学院大学のキャンパスで開催された高校生のためのサマースクール「姜先生と学ぶ」に参加しました
サマースクールとは高校生がじっくりと一日かけて大学の授業を体感できるものです。
今年度学長に就任した姜尚中学長の授業が受けられるとあって、埼玉県内だけでなく、千葉県や東京などからも100人近い高校生と父兄が来校する盛況ぶりでした。
![姜尚中 聖学院 大学長 講演会 聖学院大学 サマースクール 姜先生と学ぶ](https://acore-omiya.com/wp-content/uploads/2014/07/P71200091.jpg)
はじめに、姜学長から「地球の裏側から見えること」という演題で講演会が行われました。
姜学長がNHKのメインキャスターとして実際に取材したアルゼンチンの経済破綻の実態を映したビデオを見ながら、「グローバル化と国際化の違いは?」などを姜学長から参加者に問いかけを行いました。
参加者から意見があがりはじめると、姜学長と参加者との距離が一気に縮まっていきました。
最後に姜学長から、「大学で学ぶということ、そこで先生や学生と様々な議論をし、知ってゆくことなどの大切さを、既成観念を大切にしながらも培っていってほしい」とのメッセージが参加者に贈られました。
午後からは場所を校舎内のカフェに移動。
学生スタッフの進行で、ワールドカフェという対話方式を用いて、参加した高校生を中心に「こうだったらいいなと思う社会とは?」をテーマに討論が行われました。
ほとんどの高校生にとって、初めてのワールドカフェだったのか、はじめは緊張した雰囲気がありました。
それでも、姜学長の講演について「ちょっと難しかったけど面白かった」、「貧困にあえいでいる人たちを助けたい」「物々交換システムには驚かされたけれど、今の時代にあっているかも」などの感想が出されました。
ワールドカフェのテーマに対しても、「自国や他国との文化が共存する社会」、「仕事がなくなるということがない社会」、「ブータンのようにみんなが幸福を実感できる社会」などの意見が出されました。
だんだんとに学生スタッフと参加者が和気あいあいとした雰囲気の中になり、熱い意見交換が見られるなど、充実した時間が流れていました。
久しぶりに丸一日講義を受けましたが、高校生の熱心な態度には感心しました。
また姜学長の講義受けたいです!
プロフィール 姜 尚中(カン・サンジュン)
1950年、熊本県熊本市に生まれる。国際基督教大学准教授、東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授などを経て、現在聖学院大学学長、東京大学名誉教授。
専攻は政治学、政治思想史。テレビ・新聞・雑誌などで幅広く活躍。
主な著書に『マックス・ウェーバーと近代』、『オリエンタリズムの彼方へ』、『ナショナリズム』、『東北アジア共同の家をめざして』、『増補版 日朝関係の克服』、『在日』『姜尚中の政治学入門』、『ニッポン・サバイバル』、『愛国の作法』、『悩む力』、『リーダーは半歩前を歩け』、『あなたは誰?私はここにいる』など。
共著に『グローバル化の遠近法』、『ナショナリズムの克服』、『デモクラシーの冒険』、『戦争の世紀を超えて』、『大日本・満州帝国の遺産』など。編著に『在日一世の記憶』など。
小説『母―オモニ―』、『心』を刊行。最新刊『心の力』。
![姜尚中 聖学院 大学長 講演会 聖学院大学 サマースクール 姜先生と学ぶ](https://acore-omiya.com/wp-content/uploads/2014/07/P71200341.jpg)
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