《スージー・ヴェルノン、ロワイヤン》1926年9月
Photographie Jacques Henri Lartigue © Ministère de la Culture - France/AAJHL
埼玉県立近代美術館 建築家・黒川紀章がデザイン
「ジャック=アンリ・ラルティーグ 幸せの瞬間をつかまえて」
ポスターがとってもおしゃれ!
前回の企画展、渋い爺さん「原田直次郎展」とは一変しています
埼玉県立近代美術館
「ジャック=アンリ・ラルティーグ 幸せの瞬間をつかまえて」
内覧会へいってきました!
7歳の時にカメラを与えられ、新鮮でユニークな視点の写真を撮り続けたフランスのアマチュア写真家、ジャック=アンリ・ラルティーグ。代表的な作品と、多くが日本初公開であるカラー作品など約160点を通して、写真を楽しみ、過ぎ行く時間や人生の歓びをつかまえようとしたラルティーグの世界を紹介します。
《ぼく、ポン・ド・ラルシュ(パパ撮影)》1903年
Photographie Jacques Henri Lartigue © Ministère de la Culture - France/AAJHL
フランスの裕福な家庭で生まれたラルティーグ。父親の影響で、早くからカメラに関心を寄せていました。当時、最先端の技術だったカメラをわずか7歳で!手に入れます。家族や友人など、強い好奇心とユニークな精神で、自由にのびのびと撮っています。
《スージー・ヴェルノン、ロワイヤン》1926年9月
Photographie Jacques Henri Lartigue © Ministère de la Culture - France/AAJHL
ポスター、チラシに使用されている作品。全体的に明るくてハッピーな香りがする写真展です。
《フロレット、ヴァンス》1954年
Photographie Jacques Henri Lartigue © Ministère de la Culture - France/AAJHL
モノクロームの印象が強いラルティーグですが、見どころのひとつは、多くが日本初公開というカラー写真。昨年、後半生のカラー写真を紹介する展覧会がパリで開かれ、大きな反響を呼んだそうです。ローライフレックスで撮影された作品は、現代のインスタグラムのような色合い?!おしゃれです!
ラルティーグが撮った写真には、20世紀初頭のファッション、スポーツ、レジャーといった文化の諸相がとらえられています。とくに恋人や奥さまをモデルに撮った作品が素敵。当時最先端だったファッションは、レトロで可愛くて、眺めていて楽しいですね☆
スマートフォンで簡単に撮れてしまう現在ですが、およそ100年前、人々はどのように写真を楽しんでいたのでしょうか。「写真は魔法だ」と綴った永遠のアマチュア写真家、ラルティーグ。その写真は時代を超えて共感し、新鮮さやときめきを感じます。
「美術館ってあんまり行かない」というタイプの人にもおすすめ。親しみやすく、ふわっと気持ちが明るくなる写真展です。幸せの瞬間をつかまえた作品の数々をご覧ください。
埼玉県立近代美術館
ジャック=アンリ・ラルティーグ 幸せの瞬間をつかまえて
2016年4月5日(火)~5月22日(日)
一般 1,000円
休館日 月曜日(5月2日は開館)
問い合わせ
埼玉県立近代美術館
さいたま市浦和区常盤9-30-1 電話048-824-0111
http://www.pref.spec.ed.jp/momas/?page_id=330
桜が美しかった3月です。みどり豊かな北浦和公園で癒されて下さい
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