東久 お人形歴史館
お雛様を飾って健やかな成長をお祝いしよう
人形の町、岩槻を訪ねたら、ぜひ立ち寄りたいのが「お人形歴史館」。日本伝統の人形文化を後世に伝えるため、人形作家の福田東久さんが設立し館長を務める。昨年30周年を迎えた。
館内にはNHKの大河ドラマに貸し出されたお雛様をはじめ、貴重な人形等4000体以上を展示。人形の製法や歴史も紹介している。人形づくり66年の福田さんは、その功績で経済産業省大臣賞などを受賞。
高校の先生に日本文化を伝える講義なども行っている。もうすぐ桃の節句だが、最近はお雛様を飾る家庭が少なくなった。かつては狭い家でもお雛様を飾って段飾りの下で寝たり、お雛様を手に取って遊んだりしたそう。
「今はこのような体験を楽しそうに教えてくれるおばあさんが少なくなってしまいました。ぜひ毎年お雛様を飾って、子どもの健やかな成長をお祝いしましょう。その思い出は子どもの心に残り、成長を見守ってくれた人たちへの感謝の気持ちを育んでいきます」(福田さん)
(写真上 人形作家の福田館長と等身大以上の桃太郎人形)
- さいたま市岩槻区加倉1-7-1
- 電話 048-757-3032
- 9:30~17:00
- 水曜休み
- 入場料 一般300円、中学生以下は無料
- http://www.tokyu-doll.co.jp/
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