郷土が生んだ詩人 宮澤章二の校歌を訪ねて  さいたま市立大成小学校

 

さいたま市立大成小学校

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東日本大震災の時、TVで流れた「こころは誰にも見えないけれど…」の作者

三百校にも及ぶ校歌を作詞した郷土の詩人「宮澤章二の校歌を訪ねて」シリーズ。

今号は「 さいたま市立大成小学校」です!ちょっぴり内容をご紹介します。

 

さいたま市立大成小学校 校歌
宮澤章二 作詞
磯部 俶 作曲

一.氷川の森に のぼる日が
国道越えて 窓に照る
ああ 大成の 若い木よ
大きくなれと うたう風
あふれる力で こたえよう

二.明るく学ぶ 胸と胸
望みは高く 響き合う
ああ 大成の さくら花
友呼ぶ庭に 咲きかおり
伸びゆく むとせの 肩に散る

三.あしたの道へ 続くのは
互いに励む きょうの道
ああ 大成の 町なかに
未来をえがく虹の輪よ
光を 世界へ ひろげよう

 

今回ご紹介する大成小学校の校歌は昭和39年制定され、校歌の作詩を始めてから比較的初期のものになります。昭和39年という年は、日本にとって記念すべき年でした。戦後復興の象徴として語られる東京オリンピックが開催された年で、宮澤章二も作詩にあたっては、感慨深いものを感じていたかもしれません。

大成小の校歌は、創立20周年を記念して作られたのですが、1番の冒頭は「氷川の森に のぼる日が 国道越えて 窓に照る」です。今は残念ながら大成小から、国道越しに氷川の森は見えません。当時は、今ほど周囲に大きなビルもなく、東北新幹線の線路もなかったので、きっと氷川神社の森が見えたのではないでしょうか。それを考えると、50年の歳月は大成小の周囲の風景を一変させたのではないかと思います。

 

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昔の面影を残す切敷川

 

ただ、変わらないものもあります。近隣に位置する普門院です。普門院は大宮西口の由緒あるお寺でもあり、郷土の文化人たちが眠っています。また“暴れ川”として知られた切敷川も近くを流れています。氾濫を防ぐため護岸の工事はされましたが、昔の面影は残っているので、四季折々、岸辺を散歩するのもいいかもしれません。取材に訪れた日は、小学生の子どもたち数人が校庭でサッカーに興じていて、今も昔も変わらぬ“小学校の風景”がそこにありました。(宮澤鏡一)

 

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大宮二十景に選ばれている普門院

 

次号本誌発行は4月7日(金)になります。お楽しみに!

 

 

宮澤章二(みやざわしょうじ)

大正8年(1919年)6月11日、埼玉県羽生市生まれ。
昭和18年、東京大学文学部卒業。
高校教論を経て文筆業(詩と歌詞)に専念。
作詞関係では童謡・歌曲・合唱曲・校歌・市民歌等を多数手がける。
中でも校歌は小・中・高校など300校に及ぶ。
日本童謡賞、赤い鳥文学賞特別賞等を受賞。
日本現代詩人会会員、日本童謡協会常任理事、日本作詞家協会理事、
埼玉詩話会顧問等を歴任。
主な著作は「蓮華」「空存」「枯野」「風魂歌」等多数。
クリスマス・ソング「ジングルベル」の作詞者としても知られている。
平成17年3月11日逝去。

 

 
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