
写真:青木兼治
さいたまトリエンナーレ2016プレイベント
小沢剛:
あなたが誰かを好きなように、誰もが誰かを好き
さいたま版
巨大な山に、100枚以上ものおふとんが重ねられた、通称「ふとん山」。現代美術家の小沢剛さんが子どもたちのために作ったこの作品は、2005年にオーストラリアのブリスベンで公開されて以来、バンコク、東京、広島市、愛知県豊田市、福島市、香川県丸亀市、そして今年は福島県いわき市、千葉県市原市を旅し、各地で大人気を博してきました。さいたま版では2つの「ふとん山」が出現します。「ふとん山」は登ったり、滑ったりして、自由にあそぶことができます。同時に、自分が描いた大好きな人の絵を、見知らぬ誰かに届けてくれる「ポスト」でもあります。どうぞ大好きな人への思いを絵に描いて、山頂のポストに投函してみてください。絵は会場に展示された後、作家と一緒に次の開催地に旅立ちます。遊びと、純粋に誰かを好きな気持ちとがひとつの体験となり、見ず知らずの土地で暮らす子どもたちが次々につながっていきます。
日時 2015年10月2日(金)~10月12日(月・祝)10:00~17:00 ※ただし、7日(水)は閉場
会場 さいたま市 プラザノース 2F ノースギャラリー8(さいたま市北区宮原町1丁目852番地1)
参加 無料/申し込み不要
会期中のイベント
A 大人だけのふとん山ナイト!
「ふとん山」では、ふだんは子どもが主役。けれども本当は大人だって、思い切りゴロゴロして遊びたい。そんな夢を叶えるため、夜もふとん山を開放します。 この時間帯は基本的に大人のみご参加いただけます。
日時:10月2日(金)、3日(土)、11日(日) 18:00~20:00 ※無料/申し込み不要
B ナイトトーク1 : 「ふとん山で、さいたまの地形を語り尽くそう」
2つのふとん山の出現により、会場には谷地も生まれることになります。谷や窪地などの凹みを「スリバチ地形」と名づけて、研究している皆川典久さんをお招きし、地形が教えてくれる歴史の痕跡や街並みの成り立ち、場所が持つ潜在的な記憶の読み解き方についてお話いただきます。
日時:10月9日(金) 18:00~19:30
ゲスト:皆川典久(東京スリバチ学会・会長)
進行:三浦匡史(さいたまトリエンナーレ2016・プロジェクトディレクター)
※無料/申し込み不要/当日先着順
C ナイトトーク2 : 「おふとんと芸術祭の未来」
小沢剛さんに、これまでのふとん山が辿ってきた旅路を中心に、過去の作品についてお話いただくとともに、今の時代にさいたまで芸術祭を開催することの意味について語り合います。
日時:10月10日(土) 18:00~19:30
ゲスト:小沢剛(美術家)進行:芹沢高志(さいたまトリエンナーレ2016・ディレクター)
※無料/申し込み不要/当日先着順
D ワークショップ「かみぶくろのくにへようこそ」(要申込)
小沢剛さんと一緒に、紙袋を着たり履いたり被ったりして「ふくろ族」になってみよう!何の変哲もない紙袋が、帽子や服になったり、トンネルになったり。最後にはふくろ族みんなで「ふとん山」会場にも飛び込みます!
日時:10月11日(日) 午前の部 10:00~12:00/午後の部 14:00~16:00
※無料/要申し込み(https://saitamatriennale.jp/event/515/ ウェブサイトより)/先着順/小学生以下(未就学児は要保護者同伴)対象
参加アーティスト 小沢剛(美術家)
1965年東京生まれ。東京藝術大学在学中から、風景の中に自作の地蔵を建立し、写真に収める《地蔵建立》開始。93年から牛乳箱を用いた超小型移動式ギャラリー《なすび画廊》や《相談芸術》を開始。99年には日本美術史の名作を醤油でリメイクした《醤油画資料館》を制作。2001年より女性が野菜で出来た武器を持つポートレート写真のシリーズ《ベジタブル・ウェポン》を制作。2004年に個展「同時に答えろYesとNo!」(森美術館)、09年に個展「透明ランナーは走りつづける」(広島市現代美術館)を開催。2012年より東京藝術大学美術学部先端芸術表現科准教授。
「さいたまトリエンナーレ2016」とは
126万人が生活するさいたま市に、世界に開かれた創造と交流の現場をつくりだすことを目指す国際芸術祭。テーマは「未来の発見!」。アートを鑑賞するだけでなく、共につくる、参加する芸術祭。2015年度はプレイベントとして、本番となる2016年に繋がるプロジェクトを展開します。
お申込・お問合せ
さいたまトリエンナーレ実行委員会事務局
(さいたま市役所 文化振興課 トリエンナーレ係)
さいたま市浦和区常盤六丁目4番4号
Tel. 048-829-1226 http://saitamatriennale.jp/

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