ポール・セザンヌ《砂糖壺、梨とテーブルクロス》 1893-1894年 ポーラ美術館蔵
箱根仙 石原「ポーラ美術館」で開催中の
「セザンヌー近代絵画の父になるまで」展に行ってきました!
ぽかぽか陽気の都内からバスで出発しましたが、箱根仙石原に到着してみると、まわりの景色はまだ春浅い感じでした。
ひんやりした空気の中、森に抱かれるようにポーラ美術館が姿を現します。
4月4日(土)~9月27日(日)まで「セザンヌー近代絵画の父になるまで」展が開催されています。光の降り注ぐガラスの通路を通って館内へ。
「セザンヌはわれわれ皆の父親のような存在でした」という言葉をピカソが残したように、独創性の高い芸術を生み出したポール・セザンヌ(1839-1906)は20 世紀の芸術家に多大なる影響を与えた画家として知られています。
本展覧会では、ポーラ美術館が収蔵するセザンヌ作品9点を含む21点のセザンヌ作品の他、印象派のモネやピサロ、キュビスムのピカソまで、セザンヌにゆかりの深い画家たちの作品およそ50点が展示されており、セザンヌが「近代絵画の父」という存在に至るまでの道のりを、5つの章立てにして丁寧にその軌跡を紹介しています。
ポール・セザンヌ《4人の水浴の女たち》 1877-1878年 ポーラ美術館蔵
ポール・セザンヌ《プロヴァンスの風景》 1879-1882年 ポーラ美術館蔵
ポール・セザンヌ《大きな花束》 1892-1895年 東京国立近代美術館蔵
出品期間:4月4日(土)~6月7日(日)
『知識ではなく、感性と向き合う』をコンセプトにしたプロジェクト「じっくり/JIKKURI」もおもしろかったです。写真がないのが残念ですが。。
展覧会を見た後は、美術館の周囲に広がる全長670mの「森の遊歩道」を散策。富士箱根伊豆国立公園内の自然を満喫できます。樹齢300年で天寿を全うした巨大ブナ。長い間、森の生態系を守ってきた巨樹に合掌です。
館内のレストラン「アレイ」では、開催を記念して、セザンヌの故郷をイメージした特別コースメニュー「プロヴァンスからの贈りもの」(税込2810円)を提供しています。メインディッシュの鴨のローストは、はちみつとプロヴァンスの香りが漂い、上品な味わいでした。
美術館のお楽しみのひとつはミュージアムショップ。
館内2ヵ所にあるミュージアムショップは、アートグッズやお洒落な雑貨、輸入菓子など充実していて、おすすめです!
お土産は、企画展にちなんだ「セザンヌのりんごキャラメル」(税込540円)。セザンヌはりんごをよく作品に描いていたことから“りんごの画家”と呼ばれていたそうです。ブルターニュ産りんご果肉入りバターキャラメルで、濃厚な味わい。他にも、30種類のオリジナルグッズを販売しています。
国内最大のセザンヌ・コレクションを一挙公開!セザンヌの生涯をたどることができる奇跡のコレクションです。
ゴールデンウィークには少し足を延ばして「ポーラ美術館」を訪れ、自然と美術の共生のひとときを過ごしてみてはいかがでしょう?
ポーラ美術館
「セザンヌー近代絵画の父になるまで」展
2015年4月4日(土)~9月27日(日)
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4:30まで)
*会期中無休
入館料:大人1800円
お問い合わせ ポーラ美術館
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
℡:0460-84-2111
※掲載画像の無断転載・複製を一切禁じます。
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