「創作人形作家の雛とおもちゃ絵~人形の近代をめぐる~」岩槻人形博物館

創作人形作家の雛とおもちゃ絵

~人形の近代をめぐる~

2022年1月29日(土)~3月21日(月・祝) さいたま市岩槻人形博物館

近代という時代にこそ生まれ得た、エネルギーとバラエティに富んだ作品の数々

明治時代末から、一部の好事家たちによる江戸懐古趣味や、それを巧みに取り込んだ百貨店での人形頒布会などにより、人形玩具の収集という新たな趣味が流行しました。

(作品上 稚児雛十五人揃 野口光彦 昭和時代初期 さいたま市岩槻人形博物館蔵)

『おもちゃ十二月』川崎巨泉/だるまや書店発行 大正15年(1926)さいたま市岩槻人形博物館蔵

一方で、人形作家による美術的な人形も興隆し、官展への初入選を果たすなど、ついに芸術としても認められるまでに至りました。このように近代は、趣味から芸術まで、人形に求められる役割が広がった躍動の時代だったといえるでしょう。

「紅絵売り」 岡本玉水 昭和時代 さいたま市岩槻人形博物館蔵

本展では、人形玩具趣味と連動して流行した「おもちゃ絵」、人形研究団体の先駆けで、人形の新たな在り方を模索した「白澤会」、官展初入選を果たし、雛頭の名手としても知られた「野口光彦」、という3つのキーワードから、人形とその周辺の紹介を試みます。

『うなゐの友』第5編 清水晴風 明治44年(1911)さいたま市岩槻人形博物館蔵

「創作人形作家の雛とおもちゃ絵~人形の近代をめぐる~」さいたま市岩槻人形博物館
  • 会期:2022年1月29日(土)~3月21日(月・祝)
  • 開館時間:午前9時~午後5時※入館は閉館時刻の30分前まで
  • 休館日:月曜日 ※3月21日(月・祝)は開館
  • 観覧料:一般 300円 など
  • 問い合わせ:電話 048-749-0222
  • ホームぺージ:https://ningyo-muse.jp/

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、予告なく中止・変更する場合があります。

本展会期中、着物で岩槻人形博物館に来館すると、観覧料が無料になります。[着物で岩槻]

 


 

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