『あの世へ逝く力』(幻冬舎 本体1100円+税)
「あきらめて、開き直れば、強くなる」
“二木屋”主人
小林玖仁男さんの死に向かう極意
2016年3月15日、北浦和にある本格日本料理の店“二木屋”のご主人小林玖仁男さんが『あの世へ逝く力』と題した書籍を出版しました。
この書籍は、小林さんが糖尿病治療のために通っていたクリニックでのレントゲン検査で“間質性肺炎”が見つかり、早ければ余命2年半と宣告されてからの苦悩が綴られています。
“間質性肺炎”とは、肺壁が壊れていき、次第に呼吸が困難になっていく進行性の難病。
小林さんは、第一章では死の宣告を受けてからの不安と葛藤を、第二章ではその葛藤を受け入れ、最後の日までに何をしなければいけないかということを、第三章では死の恐怖を克服する過程を、第四章では逝くための準備をどうするかを述べています。
これらの内容を時系列的、かつ赤裸々に書き記しながらも、本文の最後に「人生に感謝し、最期まで生を積極的に楽しむ。これが『逝く力』の基本です」と結び、あとがきでは「人は、人生で一度だけ死ぬチャンスがあります。悔いなく閉じましょう」と締めくくっています。
誰にも訪れる死に対し、真摯に向き合うためにお薦めしたい一冊です。
「あの世に逝く力」出版記念講演会
演題:あの世に逝く力 「死」を前向きに捉えると、「命」が輝く。
場所:二木屋(40名様限定・定員になり次第お申込み終了)
講師:二木屋主人 小林玖仁男
入場料無料
講演会スケジュール 8月22日(月)、9月17日(土)、10月19日(水)、16:00~17:00
お申込み:048-825-4777(二木屋)
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