さいたま市立漫画会館 蔵品展 前期「楽天と演芸の世界」展 

北沢楽天「作曲する歌澤寅右衛門師」1954年

②『東京パック』2巻10号111

『東京パック』2巻10号「大角力五月場所の大立物」1906年

③『時事漫画』165号111

『時事漫画』165号「護憲三派叟」 1924年

さいたま市立漫画会館 蔵品展(前期)「楽天と演芸の世界」展 

辛辣な風刺から娯楽まで多彩な漫画で誌面を賑わせ、人気を博してきた漫画家 ・ 北沢楽天。

明治末から昭和初期にかけて、日刊新聞『時事新報』や雑誌『東京パック』で漫画を描き、その中には相撲や歌舞伎など演芸をモチーフにしたものも数多くある。

後年取り組んだ日本画では、犬に追い立てられる獅子舞の姿をユーモラスに描いた獅子と犬図」や、歌舞伎の名場面を描いた飛躍感溢れる「初春狂言」矢の根五郎などの作品があり、「作曲する歌澤寅右衛門師」は親交があった歌沢節の家元・五世寅右に贈った作品だ。

漫画から日本画まで、演芸をモチーフにした数々の作品の背景には、楽天自身の演芸への愛着や造詣の深さがうかがわれる。

今回の展覧会では、『時事漫画』、『東京パック』、日本画作品、手拭、絵葉書など演芸にまつわる数々の楽天作品100点以上を展示紹介。楽天の演芸の世界を楽しみたい。

 


 

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